#アベプラ視聴の感想

ABEMA Prime』の「7割希望も…FIREって幸せですか?成功・失敗の境界線と仕事をする目的を考える」を視聴しました。FIREへの誤解など多少ありながらも、それになりに面白い内容でした。
30分程度なので、FIREに興味のある方は是非。(映像はこちら

目次

出演者の気になった言葉(抜粋)と私の感想

ひろゆき

「お金のことを気にしないで、早期退職して幸せに暮らそうっていうのは99%無理」
「お金が減っていく恐怖に耐えられる人は、そういない」
「自分は(資産はあるが)やりたいことだけをやっている。仕事と言われるけど、やりたいことばかりやって暮らしている」
「リーンFIREできるのも才能」
「人は何かをしたくなる。自分が(FIRE生活)出来ると思ってやっても、出来ない人が多い」

感想

「お金が減っていく恐怖に耐えられる人は、そういない」というのは、私がFIRE生活を考えるにあたって常々感じているところです。年金生活も同様でしょうか。ひろゆきは貯蓄の切り崩しなどとは無縁と思われますが、このような視点を持つことができるのは流石だなという感想です。

ひろゆきは全体的にFIRE生活者を小バカにしたような態度でした。ひろゆきからすれば、節約生活で満足して新しいことにチャレンジしないのは退屈な人生なのでしょう。若くして1億円も貯めるだけの能力があるのに勿体ないという感じでしょうか。「自分のやりたいことだけやっている」はFIRE生活者も一緒なのですけどね。

「(3000万円の貯金した後にギリギリの生活をするなら)最初から生活保護で良いのでは?」については、ひろゆき的な発言だと思いましたが、いまいち賛同できませんでした。

カンニング竹山

「本人が楽しいのなら良いが、どうせ死んでしまうのだから、もっと楽しいことをすればとは思う」
「20代のころは仕事がしたいが、仕事が無かった。今は仕事が出来るのが楽しい」
「こっちは働きながら年金も払っている。年金は自分のためではない。働けるのだったら、払ってほしい。」

感想

カンニング竹山については、FIRE生活者の人生そのものは否定しない優しい態度ながらも、「働けるのに働かない暮らし」には全く理解できないという感じでした。下積みを経て、タレントとして収入を得て仕事が出来る生活への喜びがあるのでしょう。「どうせ(いつかは)死んでしまうのだから」という発言には、元相方の中島文幸への思いもあるのかなと感じました。

私は「いつかは死んでしまう」からこそ、後悔しないように早期退職したつもりです。あのまま社畜を続けていたら、やりたくない仕事ばかりで疲弊して、自分の人生が死んでいました。

年金の件については全く同意。これからの人生100年以上時代をどのように生きていくのか、自分より年配の方を参考にすることになります。自分が受け取れるかは別にして、しっかり払うべきだと思います。制度破綻の寸前なので、もう少しどうにかして欲しいですけどね。

DALL-E 3が作成したFIRE生活
DALL-E 3が作成したFIRE生活

ミートたけし

「1億貯めることが出来る人間で、年間400万円の生活で満足できる人間はいないと思う。計算上は1億貯めれば年間400万円で生活できるが、それで心の平穏を保てるとは思わない。僕は承認欲求のお化けなんで、稼いだら稼いだ分だけ奢りたい。使いたい。」
「FIREという言葉には夢がある。良いなとは思う。そのイメージをはっきりさせないと。若い子が変な、中途半端な夢を見ないで済む。」
「FIREは一生遊んで暮らせるという間違ったイメージがついているが、そんなことは無い。その修正は必要なのではないか。」
「やりたい仕事だけをするというのが経済的な自立。」

感想

ミートたけしはFIREが流行していることには理解し、FIRE生活などについても勉強されている印象を受けました。ただ、意見としてはフルFIRE生活そのものには懐疑的でした。

「1億円貯める能力があるのに、どうして節約生活で満足できるのか」は当然の疑問です。「稼いだ分だけ使う」という考え方の人にはFIRE生活は理解できないかもしれません。私からすれば、「1億円も稼げるだけ優秀な人が、どうして社畜を続けるのか」と思ってしまいます。

FIRE生活には否定的でしたが、出された意見は凄く理解できました。こういった世間の疑問に対しては、私も言語化して回答を作っていきたいですね。

陳暁夏代

「生活費として300万円で留める秘訣は何か。FIREとしての定義があるのか。普通は1億円あったら海外に行って、100万使って、とかになりかねない。」
「日本は終身雇用で、サラリーマンで60歳までというのが一般的だった。日本は金融リテラリーが低い、投資をやる人が少ないと言われていたが、FIREが流行ることで投資を学ぶ、NISAを始めるという人が増えるのは良いこと。失敗しても良いのであれば、失敗して、FIREして、失敗して、またFIREするっていう。お休みみたいな感じで、気軽に。」

感想

FIREという生き方に理解できないことが多く、疑問点を解消したいという印象を受けました。
「日本人も金融リテラシーや投資を学ぶ」「FIREも含めて多様な働き方、生き方が認められれば」というのは大賛成です。

DALL-E 3が作成したFIRE生活
DALL-E 3が作成したFIRE生活


あんぱんさん(FIRE達成者)

「社会とのつながり欠如」で最初のFIRE生活に失敗した。周りは週5で仕事をしているのに、自分は週7休んでいて、自分だけ立ち止まっている気持ちになった。」
「再就職後に、再FIREした。1週間の予定がパンパンで、今の生活は楽しい」
「年間300万円から400万円使っている。周りからはリーンFIREと言われるが、自分ではリーンだとは思っていない。」

感想

まず、顔出ししていないとはいえ、FIRE生活者がスタジオ収録で出演していることに驚きました。リモートでも珍しいのではと思います。
FIREに肯定的な人が全くいないスタジオ収録で、ひろゆきからも好き放題に言われていましたが、しっかり受け答えされていて素晴らしいです。とにかくFIRE生活を楽しんでいるところが伝わってきました。

「自分だけ立ち止まっている気持ちになった」については、私は早期退職する前の社畜時代に感じていました。嫌な仕事ばかりやって、他では使えない職場の独自ルールや独自システムばかり覚えさせられて、スキルアップ出来ないまま年齢を重ねていくことに不安を感じていました。サイドFIREしてからは嫌な仕事しなくて良いし、好きな勉強もできるし、知識の習得も人間としての成長も感じられて大満足しています。

あと、「年間300万円から400万円」の支出については、自分も同じくらいですね。趣味に使いながらでも特に不自由は感じていません。この金銭感覚は、たぶん総資産1億円以上になっても変わらないと思います。
「そんなにお金って使いますか?」についても全く同じ感想です。

DALL-E 3が作成したFIRE生活

その他の雑感

「FIRE達成しても、幸せを感じられるFIREと不幸なFIREに分かれる」というのは興味深いテーマであり、永遠の議論。

昔から「宝くじで1億円当選しても不幸になる人はいる」みたいな議論はありますよね。

「FIREした後で、資産額をいくらにするに執着することになりがち」は私もFIRE初心者として肝に銘じます。会社の肩書がなくなって、名刺とかも無い状態ですが、資産額だけが自慢になっては恥ずかしすぎです。

あとは、色々な形のFIREが増えているというのは良いことなのだと思います。

従来のフルFIREとか、「働かないことにプライオリティ(優先順位)を持っている」みたいな人も全くそれで良いと思います。

私は「嫌な仕事はしたくない」「仕事に限らず、やりたいことがしたい」という気持ちが強かったので、46歳でサイドFIREという選択をしました。

それぞれが自分の人生、どのように生きるかを選べるのが一番の幸せだと思います。

DALL-E 3が作成したFIRE生活
DALL-E 3が作成したFIRE生活

まとめ

個人による幸福度の違い。
FIREが幸せに感じるかは、その人による。

私は46歳でのサイドFIREという選択をしたので、後悔せず人生を楽しめるように毎日ゆるーく生きていきます。

DALL-E 3が作成したFIRE生活
DALL-E 3が作成したFIRE生活

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この記事を書いた人

46歳でサイドFIREして、2024年4月から「ユル配当生活」をしています。
このブログではFIREや配当生活についての考え方、配当金や株主優待などの投資情報、資産状況の推移などを発信しています。
これからFIREを予定されている方、FIREするか迷っている方に少しでも参考になるような情報が発信できれば嬉しいです。
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